以前書いていたブログのリンクを貼り付けておきます。
イタリア留学時代にイタリアじゅう色々旅したことや生活の事が書かれています。
特に南イタリアに興味のある方にはおすすめです!
3日目
これでまだ3日目って、序盤から飛ばしすぎてやしないか?笑
朝ラトゥーレット修道院を出発し、リヨン経由でフィルミニへ。
13時ごろフィルミニ到着だとさすがに滞在時間短すぎるので、1本早い電車に乗りました。
1時間に1本電車はあるっぽい
この日が一番ハードだった。
16:38フィルミニ発の電車でリヨン経由でパリに戻らないといけなかったので、フィルミニに滞在できる時間は3時間ほど(の、予定だった。)
ここにはコルビュジエの建築群があるのでマニア向けだけど建築好きが来る。
あまりメジャーな観光地ではないので、各施設昼休憩があり効率的に回るにはかなりハード。
文化の家、競技場、サンピエール教会、ユニテがここでの目的。
フィルミニのユニテはガイドツアーのみ見学可能なので事前に予約が必要です。
ネット上で予約できます。
これが公式サイト
予約リンクはここから
ガイドツアーには種類があり、私はガイドなしで入れないユニテのみでいいやと思ったので、”Guided tour of the Housing Unit” を選択。
いろんな種類がでてきますが、普通の観光客ならFULL RATE(12ユーロ)です。
所要時間は1時間半。
道に誘導のための印。コルビュジエカラーでかわいい。
当初の計画だと、到着しすぐに文化の家・競技場・サンピエール教会を見学し、
14時~ユニテガイドツアーという予定でしたが、昼休憩を考えておらず、ちょうどあと10分で休憩に入るというところでした。
がーん。かなり計画が狂う。
とにかく10分あるので文化の家を見学です。※ユニテの後にも戻ってきますがここでまとめて紹介。
フィルミニ 文化の家
丹下健三の代々木体育館(たしか)は、こちらの天井の勾配を参考にしている説を聞いたことがあります。
それにしてもものすごい角度
ここも窓が良い
競技場側から。裏から競技場に出られる。
ここから内部↓
有名な、コルビュジエのモチーフ 手
暖炉ってか炉端っぽい。
いいなー
上に人がいるのが受付(とても親切)
階段下
モデュロール君ここにもおった
コルビュジエのめがね
シアタールーム。天井のたわみがよくわかる。
展示室
ここに上がるための階段が急で怖かった
10分で見終え、仕方ないのでお昼&教会を外から見学です。
サン・ピエール教会
しかし、なんとものすごいゲリラ豪雨に襲われ、ギャー!!
傘は持ってたけどとても太刀打ちできない豪雨。
そもそもお昼にさく時間なかったので、これで完全にお昼は食べ損ねました。
教会の軒先で雨宿り。
私だけでなくほかにも同じ雨宿り客がいた。
内部はユニテの後に訪問しますがまとめてここで紹介。
コルの死後ずっと止まっていたプロジェクトが2000年代にやっと動き出して完成したそうだ。
相変わらずすごい造形。
フォルムの美しさもさることながら、ランドスケープのなんと素晴らしいことよ。
いろんな角度から。
こんもり丘の上に建っているんだけど、スロープのアプローチがとても気持ちがいい。(こちらの入り口は閉鎖中だったが)
豪雨後の晴れ間。
コンクリートって濡れた後もいいよね。
長ーい雨樋がデザインとなっているのだけど、ちょうど雨が降ったから伝ってくる雨水が見れてよかったかな。
内部。
満点の星空!
この集成材のベンチいい。吉阪さんの作品にもよくでてくるなあ
星空の下での礼拝、、天体で神の存在を感じろってことでしょうか。
分厚い壁はやはりロマネスクの影響を感じる。時代によって神の存在を感じさせる手法っていうのは様々ですが、それらを踏まえた集大成って感じがしました。
イタリアで見た、ビザンチンのモザイク画の星降る教会、ルネサンスの天に昇るような天井画、バロックの天のスペクタクル・ショー。
コルの解釈だと、冷たいコンクリートから降り注ぐ光、星のきらめき、になったということなんでしょうか。
思ったより長くなったので、後編へ。
次はユニテと、パリに帰るまで。
ラトゥーレット修道院 後編です。
5時台に起床。今日は9時ごろ出発予定です。(鍵を置いて出る方式なので、チェックアウトの必要はありません。前払い方式。)
朝外を軽く散策。夜か早朝に雨が降ったようで地面が濡れていた。そのせいかとても爽やかで、いつまでも空気を吸っていたかった。
修道院内をもう一度見て回る。
礼拝堂につづく廊下
礼拝堂入り口
このように小さい扉もあるが、全体が回転扉になっているようだ。
光の大砲
天井
レセプションと同じレベルにある図書ルーム。
これが入り口だったはず。。
イームズのプライウッドチェア、赤をチョイスしてるのが粋すぎるわー。
同じ部屋。この既視感ある階段・・・上野の西洋美術館ですな。
後ろにある椅子もミッドセンチュリー時期のデザインか?
左の黄色い扉は小礼拝堂。入りにくい扉なんですが入室可能です。
ここもねー採光がやはり秀逸です。
キリスト像と祭壇を照らす光のスリット
一晩中キャンドルの火は消さないんでしょうか??
誰もいない食堂で1人朝食。微妙に曇りだったが雲の間から差し込む光が食堂を照らしなんという静けさと美しさ。
また夕日とは違う美しさです。
夕食の時は見られなかったパントリー部分
かわいい。
シリアルやパンをセルフサービス方式。私は来るのが早すぎて最初用意されていなかった笑
夜は参加できなかったけど、朝はミサに参加して修道士たちの歌を聴いた。
この部屋は食堂の隣なのだがここも光が美しく神聖な雰囲気を演出している。
朝は少なかったけどスイス人のお二人も参加してました。軽く挨拶。
すこし早いが、8時半には出発とした。徒歩なのでね。。
この日は超絶ハードスケジュールなので、乗り遅れると予定が全部崩れます。
下山中なんと虹が🌈!!
向かう途中も滞在中も感じたけど、ここには歓迎されていたと思う。
不思議なチカラで私はここに呼ばれている、そう確信できるほどに全てにおいて恵まれておりました。
さて、鈍行に乗るのでチケットは無人駅の券売機で調達しなければいけないのだが、
買うのにかなり手こずった。。たまたま通ったお姉さんに必死で聞いて買ってもらいました。
セーーーフ!!
なんだかんだ時間ギリだったので、やっぱり早め早めの行動が必要ですな。。
これにて、長くなったラトゥーレット修道院の話はおわり。
総括すると・・・
建築がすばらしいのはもとより、そこに到達する過程までも美しい。誰もいない坂道をとぼとぼ歩いてると不安にもなったけど、途中牧
夜は真っ暗で風の音しか聞こえてこず、この上なくゆっくりとした時間を過ごす。
一人で訪れたというのも良かったんだと思う。
これは本当に本当に貴重な体験で、おそらく一生忘れないでしょう。
ラトゥーレット修道院 中編でございます。
※前編後編の2回構成のつもりが、盛だくさんなので3つに分けることにします。
中編では主に宿坊とその周辺の共用部、
後編では礼拝堂・小礼拝堂・共用の部屋
の紹介をしたいと思います。
夕食を終えて、部屋に戻ります。
夜は暗くて、非公開部の見学難しかったので、朝に期待することに。
夕食前に入室はできてたので、まだ明るい廊下
ちゃんと宿泊者のなまえ付き
廊下からの景色↓
おそらく修道士さんたちのエリア。
個室はユニテとほぼ同じ構成(水回りは共用なので手洗いシンクがあるのみ)
裏手の林が見える
合宿所を彷彿とさせる宿坊の小部屋は何とも簡素だけど、ユニテダ
トイレシャワーは共同ですが特に不便はなかったです。まあ1泊く
シャワー室
もちろんエアコンはないので(欧州は中央暖房が主流なのでオイル
窓側とドア側に細いドアのよ
↓こういうやつです
地味にこういうところ
共用部・ディティール ↓
コルビュジエこの形好きですよね ユニテの電灯もこの形だった
色も見ての通りコルビュジエ
レセプションがあるレベルから一つ下がったところの回廊
はめ殺し窓のディティール
さて、静かな夜がやってきます。
大きな声を出すのはご法度となっているのと、周りは森なので夜は真っ暗で静まり返えっている。
レセプションで購入した本
夜の静け
ざわざわと風の音と、たまに鳥の声がするだけ。
もの思いにふける夜となりました。
さて、早朝に散歩や内部見学をしないとなので早く寝ます。ここまであまり睡眠時間が取れていないのでリカバリーが必要です。。
早朝散歩、朝食、出発の後編に続きます。(後編で終わればいいけど・・・)
おまけ
部屋の内側に貼ってあった非常時のガイドライン
しっかりモデュロール君で笑ったwかわいいです
さて、前回はリヨンを散策しました。
そこからこの電車でまず修道院最寄りの駅に向かいます。
13:48 リヨン → 14:21 L'Arbresle
リヨンの駅にいた犬かわいい
さて、今回最も感動したのがこちら、コルビュジエ設計のラトゥーレット修道院です。
どーん。
見学だけももちろん可能ですが、なんと宿坊に宿泊可能!
なので是非宿泊体験をおすすめします。これが本当にすばらしくて、一生心に残る体験でした。
こちらのリンクから、お問い合わせメールを送る方式で予約ができます。もちろん英語可なのでトライしてみてください。
親切なメールの返事が来ます。
ウェブ上に表記ありますが、到着日は14:30 から 17:00 の間に到着する必要がありますので要注意。それと、日曜日はレセプションが閉まるようなので到着不可です。
早く着いても周りを散策すればいいけど、遅くなっちゃうとやばそうです。
修道士の方々が実際に生活していて、そこを間借りするような感じなので、夕食の時間とか色々都合があるのだと思います。
さて、旅行記に戻りましょう。
ここは、丘というか山の上の開けた土地にぽつんとそびえる修道院で
ランドスケープももちろんだけどそこに至るまでの旅の過程すら全てが美しく感じる。
※駅から修道院までの道のりは、ハイキング寄りの登山という感じで結構ハード。
なので、荷物に要注意。スーツケースだと大変なのでリュックをお勧めします。
拠点となる大きい街(パリやリヨン)の駅にはだいたい荷物預り所があるので、そこに大きなスーツケースなどは預けるのが便利です。
私はパリの友人に大きいスーツケースを預けて、リュックとショルダーバッグで挑みました。
駅はきれいだけど無人駅です。
L'Arbresleの駅
駅前広場
この道を上がって行きます!
晴れてて良かった
Googleマップを頼りに進む。
所々にあるこの標識に従って進みます
普通に田舎すぎて、まじで誰にも会わん
いい季節だわ
ひと気がない
あ、人いた
心細くなるなぁ
小さい集落のようなところ、閑静な住宅街みたいなところを抜けて
どうやら牧場のようで、
そこから眺める市街地がなんともきれいに見えた。
こっち見てる
理想的な田園風景 音楽が聞こえてきそう。
誰もいない道を更にとぼとぼ行くと、駅から計約40分ほどでやっとそれら
まずは修道院がやってる別の建物?があり、そこを抜けると並木道
そこを更に抜けるとついについに修道院です。
↑おそらく葬式参列者の車。
やっとついたどー!!!達成感ぱない。
まずはレセプションへ。色々説明を受けて、部屋が整う間ブックシ
突き当りがレセプション 左が宿泊棟への入り口
右奥から歩いてきましたブリッジがアプローチ
ちなみに、ここに売っているものが結構魅力的なものばかりでおすすめです。
チェックインの時に購入することをおすすめします、出発時は閉まってる場合もあるので。
私はこちらでコルビュジエ建築のイラストポストカードセット、ヴィンテージポスター、本を購入しました。
隠れ家みたい。かわいいー。右奥のポスターを購入。
別角度。
なんとも不思議なお天気で、晴れて
大きく開いた窓のスリットのリズムがなんとも優美で、音楽が聴こ
散歩中近くに住んでい
めちゃ詳しいが、
伝統的な修道院とは全く異なる風貌、だけど実はロの字の平面にな
施主は傾斜のあるこの土地を整地するつもりだったが、コルビュジエは傾斜地を活かすプランを提案したこと。
それは理解できました。
坂を降りたところに氷室があるとのことだったから見に
え、このかわいい不思議な家は氷室だったんですね。
まわりはこんな感じの林
その間も微妙に雨が降ってみたり晴れてみたり。そうこうしていた
レセプション横のベンチ
レセプション横からの眺め
前日にメールで聞いてたけどこの日はお葬式があり内部は見学に制
夕食まで少しだけ礼拝堂などを見学。
(写真は次回の記事にてまとめてUPします)
食事は希望により昼と夜は食事の提供があり、私は1泊だったので夜だけ
またこの食堂がちょうど遠くの市街地が見渡せる場所に配置されて
どこまでも見渡せそう
反対側も窓
美しすぎました。
夕食は食堂で宿泊者全員同じテーブルで食事を囲む。
※泊まる人は基本みんな申込んでるはず。近くに売店すらないから
これがまたとてもよかった。
食事は非常に簡素で、生のトマトとマッシュルームを串に刺したものとパスタのようなもの。欧米では珍しいことに、1テーブルに1つ大皿に盛られていて、相席になった宿泊者と取り分ける。それをワインと一緒に
こんな感じなので自然と同じ席の人とお話しすることができます。
色んな人と話しながらの食事は1人旅にはとても貴重な
(写真をばしばし撮れる雰囲気ではなかったので残念ながら写真なし。いくじなしの私よ!!)
そして、のちにこの経験が私の身を助ける
ちなみに、駅から歩いてくるクレイジーな客は私だけで(たぶん日
たしか
さて、長くなりそうなのでここらで後編につなぎます。
後編は、宿坊の紹介と、それ以外の入室可能な部分の紹介、いよいよ次の街へ旅立ちです。
(後編へ続く)
パリ→マルセイユ、ときて
2日目 マルセイユ→リヨン→ラトゥーレット修道院
という旅程です。今日はリヨン観光してから修道院に向かいます。
前日の夜、この日に泊まるラトゥーレット修道院からメールがあり、
明日はお葬式があるので見学に制限がある、
とのこと。
えー、色々見たいから宿泊にしたのに、、と思ったけどまぁ仕方ない。私はこういうのを引きがちである。
朝7時半にホテル出発。まだ薄明るいくらいで割と暗い。
朝は人気が少なくて危険なので気を付けて駅まで。
10時ごろリヨン着。
ヨーロッパ全体でそうだと思うけど、新幹線もお金払えば動物OKです。
超でかいワンちゃん。かわいいしいい子。
10時ごろリヨン着。
旧市街にまっすぐ進む。徒歩だと結構かかるけどなかなか明るくていい街の予感。
旧市街を散策しつつ大聖堂を見学。
カフェに入ってキッシュやサンドイッチを食べる。暑くてコーラ飲んじゃった。
店員さんがめちゃ可愛くてとても親切でうれしい。
食器もかわいい~~
照明がおしゃれ
まだ時間があったので、フニコラーレ(イタリア語だとこれだけどフランスではなんていうのだろう)で丘の上まで上がって大聖堂を見学。
行くつもりじゃなかったからあまり期待してなかったんだけど、これがすごかった。
素晴らしいビザンチン風のモザイク画が天井にびっしりあり、大きさもどでかいのですごい迫力でした。ラヴェンナとかベネチアのサンマルコ大聖堂を思い出した。
大聖堂の裏が展望台になっていてそこから街が一望できる。素晴らしい眺望。しかも運がいいことに晴れていて最高に気持ちいい。
天気がいいから絶景!
さて、そろそろ時間が迫ってきたのでもどらないと。駅まで結構距離あったし。
あと風が強いので電車運休されても困るので、1本早めの列車に乗る。
イタリアもそうだけど、各駅停車の列車(フランスだとTER、イタリアだとREG)
は適当な運航がされているので、運休や遅延は当たり前です。
ものすごい遅延表示になり待たされた上結局キャンセルになりてんやわんや、なんてことはザラにあるので
要注意ですよー
あとこのTERやREGはいろんな人が利用する電車なので、治安も悪めです。
置き引き狙いはほぼ必ず乗っているので本当に注意してくださいねー!!
さて、帰りは遠いので駅までメトロに乗りリヨン駅まで。
ついにラトゥーレット修道院に向かいます!!
13:48 リヨン → 14:21 L'Arbresle
さて、マルセイユ編の続きです。
ユニテ内のレストランで食事した後、ゆっくりユニテを見学。
住居エリアは全部勝手に見て回れるわけではなく、レストランがあるエリアとその上の階に商店エリアがあり、そこは自由に見学可能となっています。
海側の廊下はさすがコルビュジエの窓の開き方です。
昼下がりの光↓
夕方の光↓ 美しすぎる。
ベンチの造作がなんともかわいい。
この廊下にはアート系のお店が入居していて、安藤忠雄の本とか建築系の本もたくさん置いてました。
とにかくすべてがおしゃれ
コルビュジエの作品についての紹介パネルが飾ってありました。
かわいい電灯。モダニズム期ってこういうデザイン多いですよね
夜は電気がついてた。
廊下の奥から上階に上がれます。上にも超おしゃれなインテリア雑貨店が入居している。
ここでみたブックエンド、買わなかったことをとても後悔している。やっぱり欲しいと思ったものは(特に旅先で)買わなきゃですなあ...。
インテリア雑貨店☝️テーブルとか欲しいものたくさんあった...
コンクリートの表情が豊かだなあ〜。
そして、コルビュジエの建築では大変重要な要素である屋上庭園に出てみる。
こちらも一般に開放されているが、夕方以降は宿泊者のみアクセス可能。
天気が良かったのもあるだろうけど、外に出た瞬間からものすごい気持ちの良い空気に包まれた。
ユニテは豪華客船をイメージして作られたそうだけど、まさに豪華客船の甲板という感じである。
夜は宿泊者のみの特等席
ビルやマンションの屋上とは思えない、とても気持ちよく楽しい空間なのだ。
私が子供だったら毎日ここで遊ぶだろう。
真ん中のペントハウスみたいなものは、どうやら企業が入居しているのか、たぶんショールームとか会議室みたいな使われ方をしているようだ。非公開エリア。
もう一つ南側にもペントハウスがあるが、そちらは学童保育園?があるみたい。その下にはプール。プールもただ水を溜める窪みではなく、コンクリートでできたオブジェやベンチがリズムよく配置されていて、全く殺風景にならない。タイルの効果もあるのだろう。
ここでスケッチも描いた。そしたらデザイナー志望の中国人に話しかけられて、少し話した。まあ薄っぺらい話しかできないんだけどね、英語できないから。。残念なことよ。
色々語ったが私がこの建築で一番印象的だった点は、コンクリートのマチエールの多様さ。(マチエールは彫刻用語だけどこの言葉が一番しっくりくる。要は表面の素材感とか凸凹とかそんな意味です)
コンクリートは本当に自由な素材で表面に色々な模様をつけられるが場所によって微妙に板の幅が変えてあったり、幾何学模様のようだったりただのまっすぐだったり、その違いがとても楽しかった。
コンクリートもただの塊ではなく、表面につくマチエールによってとても表情が豊かになる。
あとコンクリートの表面がとてもキラキラしている場所があって、石英でも混ざっているのかな?それとも風化によってそう見えるのか?わからないけどとにかくとても綺麗に見えた。
こちらはユニテの1階エントランス。
トイレもステキ
こういうのにいちいち感動してしまう
至るところにモデュロール君。
お外の花
やっぱりどでかい。好き。
見学を一通り終えてマルセイユに街にも出てみる。 その後街に散策へ、港と海辺の大聖堂を見学。
次回につづく。