3日目
これでまだ3日目って、序盤から飛ばしすぎてやしないか?笑
朝ラトゥーレット修道院を出発し、リヨン経由でフィルミニへ。
13時ごろフィルミニ到着だとさすがに滞在時間短すぎるので、1本早い電車に乗りました。
1時間に1本電車はあるっぽい
この日が一番ハードだった。
16:38フィルミニ発の電車でリヨン経由でパリに戻らないといけなかったので、フィルミニに滞在できる時間は3時間ほど(の、予定だった。)
ここにはコルビュジエの建築群があるのでマニア向けだけど建築好きが来る。
あまりメジャーな観光地ではないので、各施設昼休憩があり効率的に回るにはかなりハード。
文化の家、競技場、サンピエール教会、ユニテがここでの目的。
フィルミニのユニテはガイドツアーのみ見学可能なので事前に予約が必要です。
ネット上で予約できます。
これが公式サイト
予約リンクはここから
ガイドツアーには種類があり、私はガイドなしで入れないユニテのみでいいやと思ったので、”Guided tour of the Housing Unit” を選択。
いろんな種類がでてきますが、普通の観光客ならFULL RATE(12ユーロ)です。
所要時間は1時間半。
道に誘導のための印。コルビュジエカラーでかわいい。
当初の計画だと、到着しすぐに文化の家・競技場・サンピエール教会を見学し、
14時~ユニテガイドツアーという予定でしたが、昼休憩を考えておらず、ちょうどあと10分で休憩に入るというところでした。
がーん。かなり計画が狂う。
とにかく10分あるので文化の家を見学です。※ユニテの後にも戻ってきますがここでまとめて紹介。
フィルミニ 文化の家
丹下健三の代々木体育館(たしか)は、こちらの天井の勾配を参考にしている説を聞いたことがあります。
それにしてもものすごい角度
ここも窓が良い
競技場側から。裏から競技場に出られる。
ここから内部↓
有名な、コルビュジエのモチーフ 手
暖炉ってか炉端っぽい。
いいなー
上に人がいるのが受付(とても親切)
階段下
モデュロール君ここにもおった
コルビュジエのめがね
シアタールーム。天井のたわみがよくわかる。
展示室
ここに上がるための階段が急で怖かった
10分で見終え、仕方ないのでお昼&教会を外から見学です。
サン・ピエール教会
しかし、なんとものすごいゲリラ豪雨に襲われ、ギャー!!
傘は持ってたけどとても太刀打ちできない豪雨。
そもそもお昼にさく時間なかったので、これで完全にお昼は食べ損ねました。
教会の軒先で雨宿り。
私だけでなくほかにも同じ雨宿り客がいた。
内部はユニテの後に訪問しますがまとめてここで紹介。
コルの死後ずっと止まっていたプロジェクトが2000年代にやっと動き出して完成したそうだ。
相変わらずすごい造形。
フォルムの美しさもさることながら、ランドスケープのなんと素晴らしいことよ。
いろんな角度から。
こんもり丘の上に建っているんだけど、スロープのアプローチがとても気持ちがいい。(こちらの入り口は閉鎖中だったが)
豪雨後の晴れ間。
コンクリートって濡れた後もいいよね。
長ーい雨樋がデザインとなっているのだけど、ちょうど雨が降ったから伝ってくる雨水が見れてよかったかな。
内部。
満点の星空!
この集成材のベンチいい。吉阪さんの作品にもよくでてくるなあ
星空の下での礼拝、、天体で神の存在を感じろってことでしょうか。
分厚い壁はやはりロマネスクの影響を感じる。時代によって神の存在を感じさせる手法っていうのは様々ですが、それらを踏まえた集大成って感じがしました。
イタリアで見た、ビザンチンのモザイク画の星降る教会、ルネサンスの天に昇るような天井画、バロックの天のスペクタクル・ショー。
コルの解釈だと、冷たいコンクリートから降り注ぐ光、星のきらめき、になったということなんでしょうか。
思ったより長くなったので、後編へ。
次はユニテと、パリに帰るまで。