建築・美術探訪キロク。

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ル・コルビュジエ巡礼の旅⑦ーラトゥーレット修道院 後編ー

 


ラトゥーレット修道院 後編です。

 

5時台に起床。今日は9時ごろ出発予定です。(鍵を置いて出る方式なので、チェックアウトの必要はありません。前払い方式。)

 

 

朝外を軽く散策。夜か早朝に雨が降ったようで地面が濡れていた。そのせいかとても爽やかで、いつまでも空気を吸っていたかった。

 

 

 

 

 




修道院内をもう一度見て回る。

 

 

礼拝堂につづく廊下

 

 

 

 

礼拝堂入り口

このように小さい扉もあるが、全体が回転扉になっているようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光の大砲

 

天井

 

 

レセプションと同じレベルにある図書ルーム。

 

これが入り口だったはず。。

 

 

イームズのプライウッドチェア、赤をチョイスしてるのが粋すぎるわー。

 

 

同じ部屋。この既視感ある階段・・・上野の西洋美術館ですな。

 

 

後ろにある椅子もミッドセンチュリー時期のデザインか?

 

 

 

 

 

 

左の黄色い扉は小礼拝堂。入りにくい扉なんですが入室可能です。

 

 

 

 

ここもねー採光がやはり秀逸です。

 

 

キリスト像と祭壇を照らす光のスリット

 

 

一晩中キャンドルの火は消さないんでしょうか??





誰もいない食堂で1人朝食。微妙に曇りだったが雲の間から差し込む光が食堂を照らしなんという静けさと美しさ。

 

 

また夕日とは違う美しさです。

 

 

 

夕食の時は見られなかったパントリー部分

かわいい。

シリアルやパンをセルフサービス方式。私は来るのが早すぎて最初用意されていなかった笑

 

 



夜は参加できなかったけど、朝はミサに参加して修道士たちの歌を聴いた。

この部屋は食堂の隣なのだがここも光が美しく神聖な雰囲気を演出している。

 

 

 

 


朝は少なかったけどスイス人のお二人も参加してました。軽く挨拶。

 

 

すこし早いが、8時半には出発とした。徒歩なのでね。。

この日は超絶ハードスケジュールなので、乗り遅れると予定が全部崩れます。

 

 

 

下山中なんと虹が🌈!!

向かう途中も滞在中も感じたけど、ここには歓迎されていたと思う。

 

不思議なチカラで私はここに呼ばれている、そう確信できるほどに全てにおいて恵まれておりました。

 

 

さて、鈍行に乗るのでチケットは無人駅の券売機で調達しなければいけないのだが、

買うのにかなり手こずった。。たまたま通ったお姉さんに必死で聞いて買ってもらいました。

 

セーーーフ!!

 

なんだかんだ時間ギリだったので、やっぱり早め早めの行動が必要ですな。。

 

 

 

これにて、長くなったラトゥーレット修道院の話はおわり。

 

 

総括すると・・・

 

建築がすばらしいのはもとより、そこに到達する過程までも美しい。誰もいない坂道をとぼとぼ歩いてると不安にもなったけど、途中牧場もあり牛さんを眺めながら休憩したりとても良かった。良いでしかなかった。徒歩は徒歩でいい。修道院に着いた時の達成感も素晴らしかった。ミサに参加したり、夕食をその日一期一会の人たちと囲み、協力していただく。

夜は真っ暗で風の音しか聞こえてこず、この上なくゆっくりとした時間を過ごす。

一人で訪れたというのも良かったんだと思う。

 

 

これは本当に本当に貴重な体験で、おそらく一生忘れないでしょう。